私たち人間は家でも外でも服を着る生き物。学校やバイト・仕事で毎日忙しいのに、炊事に掃除に洗濯…いくら時間があっても足りないよ~!という女性もいるのではないでしょうか。「家のなかでは裸」という裸族思考の人や、「一度着たら二度と着ない」というセレブでもない限り、ちょっと放置しただけで洗濯物がどんどん溜まりますよね。みんなどうしてるのかな?私の洗濯頻度や方法っておかしくないよね?なんて、ちょっと気になりますよね。むしろ筆者は気になります!そこで今回は、ROOMY独自のルートで行った『一人暮らしをする女性の洗濯事情』などの調査結果をご紹介いたします。
もくじ
一週間で洗濯をする回数は?
持っている服の数、洗濯物を干せるスペース、外干しか部屋干しかなどによっても、洗濯の回数は左右されると思います。ちなみに筆者は2日に1回(週3~4回)は洗濯しますが、みなさんはどうですか?一人暮らしをしている女性100名にROOMYが独自調査をしたところ、以下の結果になりました。
Q. 洗濯は週に何回していますか?
1位:週に2~3回
約半数の方が「週に2~3回」と回答しました。圧倒的人数ですが、
- 干すスペースを考えたら週に2~3回がちょうどいい。
- 1週間ずっと洗濯物が溜まってるのは嫌だ。
- さすがに毎日はしんどいけど、これくらいならできる。
- 週に2~3回洗濯しないと着る服や下着がなくなる。
など、理由はさまざま。他にも色々な声がありました。
一気に干せない…
週末にまとめて洗濯しようにも、ベランダが狭いのでこれくらいのペースじゃないと干せないんです(笑)浴室乾燥機なんて便利な機能もありませんから。
寝坊しなくなった!
以前は仕事から帰って洗濯をしていましたが、残業続きでしばらく洗濯できず…。着る服にも困るし大変なので、予約洗濯して朝干してから出勤しています。おかげで寝坊しなくなりましたよ。
2位:毎日
2番目に多かったのが毎日洗濯する!という人。
- 毎日洗わない方が不思議。
- 洗濯物が溜まるのが嫌。
- 不衛生な気がしてしまうから。
など、女性に多い「きれい好き」という性格が影響しているケースが大半のようです。
ちょっと潔癖症なところがあって…
全部ではありませんが、下着やタオルだけは絶対毎日洗っています。どうしても放置しておけなくて、気になって仕方なくなっちゃって。
ある意味リフレッシュ
帰ってからも仕事の整理をしたり調べ物などをしているんですが、結構時間を忘れてしまうんです。なので、洗濯機を回しながら作業をしています。洗濯が終わった「ピーッ」という音は、私の息抜きの合図にもなっています。
実家が毎日洗濯していたから
え?洗濯って毎日しないんですか?実家に居た頃、母が毎日洗濯していたので毎日するものだと思っていました…。まぁ習慣になっているし、苦でもないので続けますけどね(笑)
3位:週に1回
こちらも毎日洗濯するという人と同じくらいいました。毎日洗濯する人にとっては衝撃的なようですが、決してモノグサというわけではなく、
- 休みの日にまとめて洗濯する。
- 仕事が忙しくて週に1回が精一杯…。
- そんなに洗濯物が溜まらない。
など、きちんとした理由があるんです!
仕事が忙しくて余裕がない…
週6勤、残業、休日出勤となかなか仕事がハードなので、洗濯だけでなく家事に余裕がありません。さすがに洗濯しないと着るものがなくなるので、週に1日だけ頑張って洗濯してるって感じですね。
1週間洗わなくても困らない
物持ちが良いほうで、実家で昔から着ていた服だけでも1週間以上は困らないので。忙しくて洗濯できなくても「まぁいっか、明日やろう。」って感じ(笑)とはいえ、そこまでベランダも広くないし、週1回は洗濯しようかな~って程度です。
帰りが午前様で…
仕事の日は大体帰宅が午前様。さすがにマンションで深夜に洗濯機を回したら迷惑なので…。早めに帰れて洗濯をした日もあったけど、洗濯が終わるのを待っているうちに寝てしまい洗濯物が臭くなってた!なんて悲惨な目にも…。また洗わないといけないし、夜遅くは洗濯機できないし、それなら余裕のある休みの日にしようって。唯一の休日は、洗濯・掃除・作り置き調理など家事の時間にあてています。
その他
筆者と同じく2日に1回や月に2~3回という人も。少数派の意見を聞いてみると、
- とりあえずできる時にやるから決まっていない。
- 洗濯する時間がなく月に4~5回程度。
- 洗濯機を回すのは月に1日くらい。
という回答も。え、まさか洗わずにまた着てるとか?気になるので、詳しく聞いてみました。
仕事では制服を着るので…
私服は通勤時だけで、勤務中は制服を着ています。制服は会社のクリーニングシステムがあるし、私服は長時間着ていないので「そんなに汗かいてないな~」という日は正直洗っていません。ちょっとでも節約したいっていうのもあるし…。一応ファブリーズはしていますけどね。
月に1~2日で充分!
私の場合は色々と恵まれているので。賃貸ですが、2階建て庭付きの一軒家なんです。めっちゃ稼いでるってわけじゃなく、ちょっと田舎でちょっと訳あり物件のため家賃が格安でして。洗濯は月に1~2日!休日を使って、風通しの良い2階と庭にブワーって干してます。
クリーニングに出しています
毎月溜まったらクリーニングに出しています。肌着や下着はクリーニングできないので、洗濯機か手洗いしてますね。衣類やタオルを洗って干して乾いたら畳んでって…面倒じゃないですか?そんな時間があったら寝たいですし。クリーニングもまとめて出せばちょっとお得ですし、自分で洗うより傷まないから長持ちするでしょ。ある意味で節約かなって。
クリーニングには驚きましたが、「溜まったら実家に持って行って洗ってもらう」など他にも聞けば聞くほど色々な意見があるようです。つまり「人それぞれ」ということ。あまり気にしすぎず、自分自身のライフスタイルに合った洗濯頻度でいいと思いますよ。しかし、マンションなどの集合住宅に住む限り、洗濯機を回す時間帯は気にしなくてはいけません。
洗濯をする時間帯は?
マンションでのご近所トラブルのひとつに「洗濯機の音がうるさい」というものがあります。朝から洗濯機を回しても「朝早くからうるさい!」と言われたり、疲れてヘトヘトになりながら洗濯をしていたら「何時だと思ってるんだ!」なんて苦情・クレームが入ってきては堪りません。集合住宅ですし、できればそういったトラブルは避けたいですよね。みんなは一体どの時間帯に洗濯をしているのでしょうか?こちらもROOMY女子100人にアンケートを取ってみました。
Q. 洗濯する時間帯は?
1位:22~23時
バイトや仕事で帰りが遅くなる女性の多くが、「夜の10時~11時くらいに洗濯をする」と回答しました。
- 同じマンションには会社員の人が多いから23時くらいまでは大丈夫なはず。
- 特に苦情もないし、その日のうちなら良いかなって。
- 他の部屋からも洗濯機の音が聞こえるし、大体こんなもんだと思う。
同じような生活サイクルの人が集まるマンションなら「お互い様だし」と思えるかもしれませんね。ただ、やはり一般的には23時は遅いかなと思われているので注意しましょう。
2位:20~21時
晩ご飯中、入浴中、テレビなどを見て寛いでいる人が多い時間帯。この時間に寝ているという人は少ないので、理想的な時間と言えるでしょう。
- 定時が18時で残業もないので。お風呂に入りながら洗濯機を回しています。
- 大体残業してますが20時くらいには帰宅できるので。
- この時間なら他の部屋からも生活音が聞こえるし迷惑にならないから。
なかには、帰ったらまず洗濯機のスイッチを押す!という人も。洗濯の間にご飯を食べたり洗い物をするなど、並行して行うと時間を有効活用できますよ。ちなみに筆者はお風呂に入っている間に洗濯機を回しています。
3位:7~8時
これはなかなかハードルが高い時間帯ではありますが、出勤時間がフレックスなどで少し遅めという方の回答が多かったです。
- 11時出勤21時退社なので朝じゃないと洗濯できません。
- 帰りが深夜になるので洗濯はどうしても朝になる。
- 寝る前に予約しておけば朝は干すだけだし。寝坊しないのもメリット。
たしかに「朝洗濯物を干さないと!」と思うと寝坊せずに済みそうですね。でも寝坊してしまったらアウト…。寝起きが良い、朝に強いという人以外には厳しいかもしれません。他にも「朝から干して太陽の日を浴びさせたい」などの意見もありました。
その他
週末や休日に洗濯をするという人の多くは、特に時間帯は決めず朝~日中にするという意見がほとんどでした。
- 休みの日は昼まで寝ているので起きる時間で変わるから決まっていない。
- 休日にゴロゴロしている間、洗濯機を回してるって感じです。
- 週末も9時には起きるので10~11時頃に洗濯しています。
ほんの一部の人は、「洗濯~乾燥の機能を使うから夜中とか気にしてない」なんて強者も…。世間が寝静まる深夜は、ささいな音でも思っている以上に響きます。日中は気にならない生活音も聞こえてしまうので、深夜の洗濯は避けましょう。
調査の結果、夜8~9時が洗濯をする無難な時間帯のようです。学校や仕事の関係でこの時間帯に洗濯することができない!という人は、早朝や深夜を避けるように気をつけましょう。また、お住まいのエリアや環境、住民の生活サイクルなどによっては、大丈夫と思った時間帯でもクレームや苦情を受ける可能性があります。「なんで私だけ!」「他の人もしてるのに!」とムカッとしてしまいがちですが、まずはひと息つきましょう。洗濯機の予約機能を使って時間帯を変えたり、休みの日にまとめて洗濯するなどもひとつの手段ですよ。
防犯対策にもなる部屋干しのコツ
洗濯するタイミングは人それぞれなら干す場所もまた人それぞれですが、一人暮らしの女性なら部屋干しがおすすめです。ベランダに干していた下着が盗まれた!なんて下着泥棒の被害に遭った女性は少なくありません。そもそもベランダに干さなければ被害を未然に防ぐことができます。でも、浴室乾燥機能もない、部屋自体がそんなに広くないという場合、スペースを確保するのは難しいもの。そこで考えがちなのが
- カーテンレールに干す
- イスにかける
といった方法です。でもこれではカーテンに当たっている部分が乾きにくく、長時間濡れたままだと臭いやカビの元になってしまいます。また、イスの背もたれにかける場合も同様に乾きにくいためおすすめできません。
じゃあどこに干せばいいの!?と思ったそこのあなた!部屋干しマスターは色んなアイテムを駆使してスペースを使っているようですよ。
速乾ハンガー
エアコンに引っ掛けて使用するハンガーです。エアコン周りは比較的スペースがありますよね。そこを上手く使おうというアイデア満載の便利グッズです。梅雨時などは除湿機能と併用するのも手ですよ。(※エアコンが奥まった部分に設置されているなど、使用できないケースもあるのでご注意ください。)
どこでもポール天井タイプ
床から天井に突っ張り棒を立てるように使用します。ポールの直径が5cmなので、窓枠でも使えてとても便利です。真っ直ぐ伸びたポールに可動式の竿が付いており、角度や向き、高さを調整できるのも◎!
ドアハンガー
あと1枚!2枚!干すところがない…。そんな困ったを助けてくれるのがドアハンガー。ドアの上部を挟むように差し込むだけでOKです。もちろんドアハンガーを付けたままでも、ドアの開閉は可能なのでご安心を。
バスタオルハンガー
幅を取るため干す場所に一番困るのがバスタオルではないでしょうか。そこで活躍するのがバスタオルハンガーです。使わないときは通常のハンガーと同じ横幅に、使うときはバスタオルの幅にと伸縮可能!通販でも百円ショップでも買えるので、1つあると便利ですよ。
タオルで隠し干しハンガー
室内干しとはいえ、下着が丸見えはなんだか恥ずかしい。もし外から見えていたら…。宅急便の受け取り時に見られたかも。そんな心配が一切不要!中の洗濯バサミ部分に下着を干し、周りにタオルが干せるハンガーがあるんです。バスタオル2枚が干せるところも魅力的。しかも折り畳めるので、使わないときは隙間収納すればOK。
こういった省スペースを意識した便利アイテムを使えば、楽に部屋干しができますね。他にも色々とアイデア商品があるようなので、Amazonや楽天などの通販サイトで探してみるといいかもしれません。
洗濯の基本と豆知識
実家暮らしの間は親が洗濯をしてくれていたという人が多いと思いますが、はじめて自分で洗濯機のスイッチを入れるときにちょっとドキドキしませんでしたか?説明書と睨めっこしながら操作したり…あれ?筆者だけでしょうか。きっと少なからず同じ思いをした女性はいるはず(笑)ということで、半ば強制的に洗濯の基本や豆知識についてご紹介いたします。
洗濯機の選び方
①容量を決める
1日の洗濯量の目安は1.5kgと言われています。タオル2枚・上着2枚・ズボン1着・靴下1足・下着1枚・パジャマ上下1セットを合わせた量が大体1.5kgです。こまめに洗濯するという人は5kg以下の小型タイプで充分ですが、まとめて洗濯するという人は6kgや7kgなど大容量タイプを選ぶといいでしょう。
②縦型かドラム式か
洗濯機は「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」のタイプがあります。
縦型洗濯機:昔からある標準的な型で、上部の蓋から洗濯物を出し入れするのが特徴。ドラム式洗濯機に比べて低価格で購入することが可能です。また上部から洗濯物を出し入れするため、デットスペースが少なくて済むため一人暮らしにおすすめです。ただ、ドラム式よりも水量を多めに使うというデメリットはあります。
ドラム式洗濯機:最近主流になってきているタイプ。少量の水量で洗濯ができ、省エネ運転が可能です。また便利機能が充実していたり、デザインもお洒落なものが多いのが特徴。しかし、小型サイズも販売されてきつつあるものの、縦型よりもサイズが大きいという点がデメリット。洗濯機設置場所にある洗濯パン(防水パン)と呼ばれる部分に収まるサイズであるかの確認は必須。さらに、蓋が真正面にあるため開閉するためのスペース確保も必要になります。そして最大のデメリットは、まだまだ高額でなかなか手が出せないという点です。
③二層式洗濯機は選ばない
縦型洗濯機には二層式洗濯機というものがあります。現在はほとんど製造されていないためお目にかかる場面はあまりないかもしれませんが、聞き慣れないしなんかカッコイイ!と飛びつくのはNG。実は2つの洗濯槽が並んでいて、片方は洗い~すすぎを、もう片方は脱水するためのもの。そう…脱水の際には自力で洗濯物を移動させないといけないという、なんとも面倒な代物なのです。
④できるだけ静音タイプを選ぶ
実家が一軒家という人は、マンションでどれだけ生活音が響くのか想像しにくいものですよね。でも思い出してみてください。隣の部屋から父親の大きないびきが聞こえたり、一階でテレビを見る母親の笑い声、お風呂場で物を落とした音、トイレの水が流れる音など、離れた部屋にいるのに聞こえてきたりしませんでしたか?マンションも同じです。さすがにいびきや話し声が聞こえるほど壁が薄いマンションは避けた方がいいですが、物をぶつけたり落としたりした音は壁を伝って他の部屋にも響きます。洗濯機の振動音も響きやすいため、できるだけ静音タイプを選びましょう。
⑤設置場所を確認しておく
大体どこも洗濯パンなど洗濯機の設置場所のサイズは同じはず!と思ったら大間違いです。いざ設置しようという際に、洗濯機が大きくて置けない…なんてことになるケースもあります。事前に不動産屋や管理会社に確認したり、内見時にメジャーで計ってメモをしておきましょう。また、洗濯パンにぴったりのサイズより10cmくらい開けた方がベストです。
洗濯の仕方
とりあえず洗濯機に入れてスイッチを押せばOK!というわけではありません。衣類によって洗い方が異なる場合があり、一緒に洗ってしまうと色落ち・色移りをしてしまうことも。
①服の内側にあるラベルをチェックする
塩素漂白剤が使えない、水洗いやドライクリーニングできないものなどはマークの上に×が付いています。基本的にはラベルに従えば問題ありません。
②仕分けをしておく
色物や柄物、糸くずが出やすいタオル系、下着・肌着類、汚れが酷いものなど、事前に仕分けをしておきましょう。色物と真っ白の衣類を一緒に洗って色移りしてしまった…なんてことになりかねません。また黒のTシャツにタオルの糸くずや繊維が付いてケバケバに…というケースも。肌着やなどは洗濯ネットに入れると一緒に洗うことができます。洗濯ネットに入れる量は、軽く振って中身が動くくらいが目安です。
③ファスナーやホックは締める
ファスナーやホック部分を開けたまま洗うと、壊れたり他の衣類に引っかかったりしてしまいます。必ず締めて洗いましょう。ただ、ボタンの場合は開けたままでOK。ボタンは締めて洗うと、ボタンが取れやすくなったりボタンホールが広がる原因になるのでご注意を。
一人暮らし女性におすすめの洗剤
最近の洗剤って色んな種類がありますよね。どれを選べばいいの?とお悩みの女性も多いでしょう。綿・麻・合成繊維など日常的な洗濯物は弱アルカリ性、ウールやカシミアなどのおしゃれ着は中性洗剤といった具合に洗剤にも向き不向きがあるようです。一体どんな違いがあるのか、どんな種類があるのかを見ていきましょう。
①洗剤の性質
弱アルカリ性洗剤
洗浄力が高い洗剤。汚れ落ちは良いですが、素材によっては色落ちや傷んでしまうことも。シャツなど日常的な洗濯向き。
中性洗剤
弱アルカリ性洗剤よりも洗浄力は弱いですが、すすぎの時間が短く色落ちや生地を傷めにくいのが特徴。そのため、シルクやウールなどおしゃれ着洗い用の洗剤は中性です。
弱酸性洗剤
あまり市場で見かけない弱酸性洗剤。洗浄力は中性洗剤よりさらに落ちますが、洗い上がりが肌に優しく、敏感肌や乾燥肌の人にはおすすめです。
②洗剤の形状
粉末
弱アルカリ性がほとんど。値段が安く魅力的ですが、寒い時期は水に溶けきらずに洗濯物に白く残ってしまうことも。また、洗浄力が高いためしっかりすすぎを行う必要があります。そのため、洗い上がりがゴワゴワしてしまうこともあります。
液体
弱アルカリ性、中性、弱酸性とさまざま。価格は粉末よりも高いですが、一回の使用量が少ないのでほとんど変わりありません。また水に溶けやすいことからすすぎ時間が短くて済み、水道代の節約にもなります。
ジェルボール
水で溶けるフィルムに包まれたボール型の洗剤。最近よくCMで見かけるという人も多いのではないでしょうか。一回の洗濯にひとつ入れるだけなので軽量の手間がなく、濃縮洗剤が入っているため汚れ落ちも◎!ただ、値段がかなり高く、洗濯の量に合わせられないためコストパフォーマンスが低いのが難点。また、濡れた手で触ったり、暑い場所に置いておくとフィルムが溶けてしまうというデメリットも。
③成分を確認する
製品によって柔軟剤や漂白剤などの成分が含まれている洗剤があります。
柔軟剤入り
特に香りにこだわりはない!この香りならOK!という人は、柔軟剤成分が含まれている洗剤を選び、漂白剤は別で購入を。
蛍光剤・漂白剤入り
汚れ落ち重視!香りは選びたい!という人は、蛍光剤・漂白剤入りの洗剤を選びましょう。柔軟剤も種類が豊富なので、気に入った香りが見つかるはず。
その他
他にも、除菌・抗菌に特化した洗剤、バイオの力でシミや根深い汚れを浮かせるタイプ、生乾きを抑える部屋干し専用などたくさんあります。洗浄力、時短、節約、ニオイ除去など、洗濯時に重視することに合わせて洗剤を選ぶといいですよ。
- 高い洗浄力:弱アルカリ性、粉末
- ニオイ対策:漂白剤、柔軟剤、強力消臭、部屋干し用
- 時短:液体洗剤、ジェルボール
- 節約:粉末洗剤
忙しい一人暮らし女性には、コンパクトボトルで収納に場所を取らない『フレグランスニュービーズNeo』がおすすめ。2.5倍の濃縮タイプで少量でもしっかり洗浄できるため時短や節約に。ほのかに香る優しいすずらんの香りで柔軟剤との相性も良く、どうしても香りにこだわりたい方もOK!また、部屋干ししても生乾き臭がしない点も魅力。蛍光剤は入っていないため、漂白剤は別に用意する必要はありますが、アレもコレもと揃えるよりは経済的ですよ。
洗濯物の干し方
さて、洗ったら干さないといけませんよね(毎回乾燥機能を使うリッチな人は除く)。ハンガーにかけて適当に干してハイ終わり!あれ?まだ乾いてない。うわぁ…生乾きだ…。なんて経験はありませんか?ちょっとしたコツで乾きが早くなりますよ♪
①アーチ干しする
横から見たときに洗濯物がアーチ状になるように、外側に丈の長いものを、内側に丈の短い物を干すこと。これは、科学的にも考えられた乾きが早い干し方で、洗剤メーカーも推奨しています。アーチ型にすることで煙突効果により上昇気流が生まれ、自然と空気の流れが出来上がるんだとか。これなら、風のない室内でも僅かでも空気の流れを与えることができるので、適当に干した状態よりも早く乾きます。
②裏返しにして干す
布が重なっている部分はどうしても乾きにくいもの。つまり、ポケットや縫い合わせ部分は乾きにくいのです。裏返しにして干すと、重なり部分が空気に触れて乾きやすくなります。でも、濡れた衣類を裏返すのは一苦労。洗濯前、脱ぐ時に裏返しにしておくと楽ですよ。
③力技に出る
干し方に気をつけても、梅雨の時季などどうしても乾きにくいケースもあります。ジメジメするし乾きにくいし!もう嫌!もう無理!イライラMAXで爆発しちゃう!そんなあなたは力技に出て解消しましょう。
扇風機やエアコンの風を当てる
風が通るとその分、早く乾きます。窓を開けたり換気扇を回すのも手ですが、雨などの場合はその手段も使えませんよね。そうなると室内はほぼ無風状態。だったら扇風機やエアコンを使って、強制的に風を起こしましょう!風量は弱で充分です。洗濯物の周りに風を起こすことが重要です。エアコンの場合、エアコンから出る風は除湿されているので上手く洗濯物に当たるようにすればOK。風を起こすという意味ではドライヤーも有効です。
除湿する
洗濯物は濡れています。除湿すれば乾く速度も速くなりますよね。コストがかかりますが、使い捨て除湿剤や除湿機を置くのもひとつの手段です。でも、金銭的にもスペース的にも余裕があるという方以外にはおすすめできません。
自宅の洗濯機を使わない方法
そもそも洗濯機がない、高くて買えない、自分で洗濯したくないという人もいるでしょう。そこで、自宅に洗濯機を置かずに洗濯をする方法をいくつかご紹介します。
①共用洗濯機がある物件を選ぶ
少し古いマンションやアパートなどには、共用の洗濯機・乾燥機を置いている物件もあります。他人と共用でも気にならないという人は、物件探しの条件に入れてもいいでしょう。
②実家に頼る
いやいや、自立しましょうよ!とも思いますが、「始発終電の勤務状況で時間がない」とか「機械が怖い(?)」とか、まあ何かそういう事情があるなら仕方ないですよね。近所に実家があるなど頼れる状況なら、親にお願いするのもひとつの手です。
③コインランドリーを使う
見渡す限り田畑…なんて田舎でもない限り、大体近所にコインランドリーがあります。1回分の洗剤や柔軟剤の自販機を設置しているところもありますよ。ただ、毎回お金がかかるので、積もり積もれば洗濯機を買って自分で洗濯する方が節約になります。
④洗濯代行サービスに依頼する
文字通り、洗濯を代行してくれるサービス。業者によっては自宅まで洗濯物を取りに来てくれますが、宅配便で送って宅配で送り返してもらうという流れが大半です。クリーニングだと1着いくらという料金設定ですが、洗濯代行では業者専用のランドリーバッグがあり、バッグ1つに対していくらという料金設定のため、クリーニングより安く済みます。ただし染み抜き、アイロン、糊付けなどのサービスは一切なし。洗濯して乾かして畳んで送り返してくれるだけです。業者によっては対応できない衣類やエリアがあるので、利用する人は事前によく確認しましょう。
自分で洗濯するという人も「洗濯機が壊れた!」なんてときに助かるので、お住まいのエリアに対応している業者を探しておくといいかもしれません。
⑤手洗いする
いっそ手洗いするという方法も。ただし時間と体力勝負なのであまりおすすめできません。ちなみに筆者の友人は、浴槽で踏み洗いをしていました…。
洗濯の豆知識
洗濯・手洗いなど、あらゆる手を使っても落ちないガンコな汚れってありますよね。そんな汚れが簡単に落ちる方法があるんです。嘘だ…絶対落ちない!と諦める前に試してみてください。
①血液汚れ
多くの女性が悩まされているのが血液汚れ。漂白剤や専用洗剤でゴシゴシ頑張って洗ってるという人に朗報です。血液汚れは水につけておくだけでキレイに取れますよ!ただ、時間が経って酸化してしまった場合は漂白剤や専用洗剤でしか取れません。
②シワを作らせない
洗濯物が乾いたらシワシワになってた…。そんなガッカリを回避するために、干したときに洗濯物を手の平で挟んでパンパンッと叩きましょう。たったそれだけでシワができにくくなります。
③シーツなどはM字干しかA字干し
シーツ・布団カバーや毛布など大きなものって乾きにくいですよね。そんなときはM字干しにするか、A字干しにすると風が通って乾きやすくなりますよ。
物干し竿が2本ある場合はM字、無い場合はハンガーを使ってA字にしましょう。アーチ干しと同様に上昇気流によって乾きやすくなります。
最後に
ここまで色々と洗濯についてお話してきましたが、いかがでしたか?忙しい一人暮らし生活でちょっと面倒な洗濯…。便利アイテム、目的に合った洗剤、豆知識などを上手く活用すれば、あなたもきっと洗濯王子ならぬ洗濯マスターに!(笑)それはさておき、少しでも快適な一人暮らし生活を送れるよう参考にしてくださいね。
曜日を決めて洗濯します。
火・木・日を洗濯デーと決めて、必ず洗濯しています。雨が降っても室内干しだから天気に影響されませんし。曜日が決まっていると家事のスケジュールも立てやすいですよ。