これから一人暮らしをはじめようとお考えの女性のみなさん!とりあえず家賃が安くて、希望の間取りでキレイな部屋に住みたい~という考えだけで物件探しをしていませんか?女性の一人暮らしには危険が付きもの。できるだけ不安のない生活を送りたいですよね。大阪で一人暮らしをはじめる女性のために、物件選びの注意点やおすすめできないエリアをご紹介します。
もくじ
物件選びの注意点
ストーカーや通り魔などの犯罪に巻き込まれないためにも、物件探しの段階から少しでも危険性の低い物件を選びましょう。
一階は選ばない
空き巣被害に遭遇しやすいのが一階です。他にも、外から覗かれる、下着盗難、盗撮などさまざまな被害に遭う確率が一番高く、女性の一人暮らしにはNG。できれば二階も避けて三階以上がベスト。
角部屋は避ける
実は角部屋も侵入されやすい位置。オートロックだからって安心してはいけません。隣のマンションや非常階段、電柱、フェンス、排水管など、少しでも足場があれば「侵入しやすい部屋」となってしまうのです。5階だから大丈夫?6階に住む筆者の知人はベランダに知らない人が居た…という恐怖体験をしています。たとえ3階以上でも角部屋は避けるべきです。
郵便受けの場所をチェック
集合住宅における郵便物の盗難被害も少なくありません。オートロックではないマンションや古い物件だと、マンションの入り口付近に郵便受けが設置されているケースが多くあります。これは住人以外の人間が、容易にポストへ近づくことができるということ。知らない人がポスト付近に居ても、「他の部屋の人かな?」くらいにしか思わないですよね。実は郵便物を抜く犯罪者と鉢合わせしていた!なんて恐怖体験はしたくありません。管理人室が隣接している物件か、オートロックのマンションを選ぶのが吉!
できればディンプルキーを選ぶ
複雑な構造のためピッキング防止になることから、新築や築年数の浅いマンションで積極的に採用されているディンプルキー。最初からディンプルキーならラッキーですが、そうではない場合は交換が可能か確認しましょう。入居前に付け替えてくれたり、実費なら交換OKという大家さん・管理会社もいます。少し値は張りますが、被害に遭わないためと思えば安い出費です。DIYは苦手・・・、失敗したら痛い出費になるし・・・という方は、カギ屋さんに依頼するのもひとつの手段ですよ。
ドアチェーンがない・壊れている物件はNG
カギがかかればOKでしょ♪プロの空き巣犯は、ものの数秒でピッキングしてカギを開けてしまいます。女性が被害に遭った犯罪の中で、在宅時に強盗などに入られたというケースも少なくありません。万が一ピッキングでカギを開けられてしまっても、ドアチェーンがかかっていれば侵入の妨げになります。ドアチェーンひとつで被害を防ぐことができるのです。
木製の玄関ドアはNG
最近のマンションでは見かけませんが、格安アパートや築年数の古い物件ではドアが木製というケースもあります。木製のドアだと簡単に壊せます。ドアチェーンをかけていようがディンプルキーにしようが、ドア自体を壊せるなら関係ありません。
大阪で単身女性にはおすすめできないエリア
物件の選び方も大事ですが、そもそも住む地域の治安が悪ければ元も子もありません。大阪で治安が悪い、住みたくないと言われている治安の悪いエリアをご紹介します。
淀川区十三
昔ながらの繁華街・風俗街が広がる街。阪急十三駅を中心に居酒屋などの飲食店からパチンコ・キャバクラ・風俗・ラブホテルなども密集する歓楽街です。商店街の多い十三ですが、その中でも大規模な歓楽街なのが栄町通。見た目からディープな雰囲気が漂っていますが、中には「ねぎ焼きやまもと」など大阪で有名な飲食店も多数。日中は観光客が多く訪れますが、夜はネオンに彩られ非常に活気のある場所に変わります。酔っ払い同士のいざこざ、風俗店やキャバクラの黒服、客引きなども日常の光景です。窃盗、スリ、ひったくり、わいせつ事件などの犯罪がニュースで取り上げられることも多く、昼夜問わず危険な香りがするエリア。女性の一人暮らしにはとてもおすすめできない場所です。
西成区
通称:あいりん地区とも呼ばれるこの地域は、住所不定の日雇労働者が多く路上生活者が多数。新今宮駅付近などもブルーシートや段ボールの要塞をよく目にします。また、この地域では昔から暴動が多発しており、機動隊と対峙する労働者集団…という光景が2008年に見られました。もちろん毎日・毎年のことではありませんが、それだけ闇を抱えた街である、ということだけは言えます。夜中に奇声が聞こえる、路上で女性が泣く声がする、飲食店などでは店員も客もなにかと荒っぽい…いつもすぐ傍に危険が漂う街であると認識し、日中でもできるだけ近づかない方がいいでしょう。
此花区
大阪屈指のアミューズメントパーク・USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)や海遊館があり、多くの人々で賑わうエリア。しかし、昔は重工業地帯で公害があったこともあり、今では公害の影響はありませんが、住居としてはやはり避けられることがほとんど。また、淀川と大阪湾に近づくにつれて工業地帯の名残が感じられます。UR住宅など地域活性化に熱が入っていますが、筆者が実際に見に行った感想としては「夜道はひとりで歩きたくないな…」です。西九条駅付近は栄えていますが雑多な印象で、ひったくりなどの被害件数も多く女性の一人暮らしに適しているとは言い難いです。
生野区
地域全体ではなく一部のエリアの治安がかなり悪いため、全体的に治安が良くないイメージが染みついてしまっている街。寺田町駅は空き巣、ひったくり、自動車盗難の犯罪が0件でとても治安が良く、下町風情があって住みやすい街として人気。ただ、北巽(きたたつみ)やコリアンタウン・鶴橋界隈は外国人労働者や観光客の出入りも多数。また、街の壁や電柱には落書きやタバコ跡が多く、大阪市内でも窃盗や置き引きなどの犯罪件数が高いエリアのため、単身女性が安心して生活を送ることは難しいでしょう。
平野区
加美駅界隈には学校や病院、スーパーなどが徒歩圏にあり、ファミリーから人気が高い地域。また平野区は全体的に平均家賃が1DK4.67万円や2DK5.56万円など、かなり安い物件が多いです。しかし安いのには理由があるもの。多数のヤンキーが生息していたり、ひったくりや万引きなどの犯罪件数も高いんです。特に喜連瓜破駅付近は不審者が多く、駅から10分ほど離れると薄暗く人通りも少ないため、夜間の一人歩きはかなり怖いエリア。
東住吉区
近鉄南大阪線の針中野(はりなかの)駅と矢田(やた)駅のエリア。駅界隈は商店街が広がり、下町の雰囲気が漂うアットホーム風。ただ、大和川に面した一部のエリアでは貧困層が多く、盗難などの犯罪率も高めで治安は良くありません。世界陸上やサッカーなどの試合が開催される長居競技場も東住吉区。周囲をぐるっと囲む長居公園には、ブルーシートや段ボールを広げる路上生活者も。また、いわゆるモンペ(モンスターペアレント)やDQN(ドキュン)と呼ばれる人々が多いのも、この地域と言われています。
岸和田市
言わずと知れたダンジリファイターが集う街。夏の風物詩となっている岸和田のだんじり祭りは、大阪人だけでなく全国でも有名です。ほとんどの男性は青年団に入っており、住民はだんじり寄付という名で、ほぼ強制的にお金を徴収されるとか(岸和田在住の知人談)。お祭りの時期だけでなく、神輿の担ぎ方の練習など一年を通してだんじりに魂を注いでいます。青年団員の中には荒っぽい人が多く、どこかヤンキー気質。日中・深夜など時間も場所も関係なくケンカしている…なんてケースもあります。お祭り大好き!だんじり最高!毎日騒ぎたい!というような人なら構いませんが、そうでない女性が住むには苦行の地と言っても過言ではありません。近隣の泉南郡熊取町もだんじりの町なので、こちらも同様にあまりおすすめできません。
東大阪市布施
近鉄大阪線布施駅を中心としたエリア。近鉄百貨店やイオンモールなど大型商業施設が駅に隣接しており、住宅街としても広く知られる地域です。近畿大学や大阪樟蔭女子大、大阪商業大学が近く、学生の街としても栄えています。しかし、駅の目の前には足代新地と呼ばれる歓楽街が広がっており、飲み屋、スナック、キャバクラ、ホテヘル、デリヘルなどカンパイ系から風俗店も多数。また、「ひったくり数が日本一のエリア」と言われているほど治安は良くありません。
他にも、繁華街・歓楽街の近隣は避けた方がいいなどの意見もあります。「じゃあ一体どこに住めばいいの!?」と頭を抱える女性のために、ROOMYではおすすめのエリアや良い賃貸物件の選び方をご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
安心にはお金が必要
いかがでしょうか。色々と注意点があって大変に感じますが、女性が一人暮らしをするには安心して生活したいですよね。でも安心にはお金が必要…。そもそも収入が多ければ家賃や敷金・礼金などを気にしなくて済みますし、オートロック・宅配ボックス・高層階・一等地など安心&安全に住める物件を選びたい放題!「今の稼ぎじゃとてもじゃないけと厳しい…」という女性はこちらの記事を参考に、高収入なバイト・副業も視野に入れてはどうでしょうか。